料理の系統


調理の方法
☆中華料理の系統
☆中国料理の四大系統(四大菜系)
☆魯菜
☆川菜
☆蘇菜
☆粤菜
☆調理法
☆八大菜系
☆少数民族料理

☆中華料理の系統>『飲食与中国文化』p31
中国料理の系統の起源は商代初期に遡ると考えられていて、すでに3000年の歴史がある。先秦時代には料理の系統の南北分野は非常にハッキリしていた。北方では齊魯の味が代表であり、南方では荊呉の味が代表であった。


『素問』の五味>『素問』「異法方宜論」
黄帝問曰.醫之治病也.一病而治各不同.皆愈何也.岐伯對曰.地勢使然也.故東方之域.天地之所始生也.魚鹽之地.海濱傍水.其民食魚而嗜鹹.皆安其處.美其食.魚者使人熱中.鹽者勝血.故其民皆黒色踈理.其病皆爲癰瘍.其治宜@(石乏ヘン)石.故@(石乏ヘン)石者.亦從東方來.西方者.金玉之域.沙石之處.天地之所收引也.其民陵居而多風.水土剛強.其民不衣而褐薦.其民華食而脂肥.故邪不能傷其形體.其病生於内.其治宜毒藥.故毒藥者.亦從西方來.北方者.天地所閉藏之域也.其地高陵居.風寒冰冽.其民樂野處而乳食.藏寒生滿病.其治宜灸@(火艸・丙ヘイ).故灸@(火艸・丙ヘイ)者.亦從北方來.南方者.天地所長養.陽之所盛處也.其地下.水土弱.霧露之所聚也.其民嗜酸而食@(月付).故其民皆緻理而赤色.其病攣痺.其治宜微鍼.故九鍼者.亦從南方.中央者.其地平以濕.天地所以生萬物也衆.其民食雜而不勞.故其病多痿厥寒熱.其治宜導引按@(足喬キョウ).故導引按@(足喬キョウ)者.亦從中央出也.故聖人雜合以治.各得其所宜.故治所以異.而病皆愈者.得病之情.知治之大體也.
「猪飼按」『素問』の成立をどの時代におくかは議論のあるところであるが、少なくとも前漢時代にはこのような認識があったと思われる。食べるものの違いよって病気の発生も違うという議論である。当然味の好みも違うと言っている。


北と南の味>張華『博物志』
「東南之人、食水産、西北之人、食陸畜」
「食水産者、龜蛤螺蚌以爲珍味、不覺其腥@(燥にく月ソウ)也。食陸畜者、狸兎鼠雀以爲珍味、不覺其@(壇にく月セン)也」
「猪飼按」既に海辺の人と内陸の人とでは、食物の傾向が違っていた。

宋代の味>王仁湘『飲食与中国文化』p31
宋代には、当時の街の料理にハッキリと「南食」「北食」の名前があった。


清代の味>王仁湘『飲食与中国文化』p32
『清稗類鈔』「飲食類・各省特色之肴饌」
「肴饌之有特色者、爲京師、山東、四川、廣東、福建、江寧、蘇州、鎭江、揚州、淮安」「猪飼按」ここでは10系統の料理に分けている


☆中国料理の四大系統(四大菜系)
中国料理の四大系統(四大菜系)説>王仁湘『飲食与中国文化』p32
料理に四大系統説、八大系統説、十二大系統説などがあり論爭が盛んである。その中で認められているのは、四大料理系統説である。すなわち魯菜、川菜、蘇菜、粤菜である。


☆魯菜
1,魯菜>王仁湘『飲食与中国文化』p32
則ち、山東の料理である。主に齊南と膠東(コウトウ)の二つの地方の風味の料理で構成されている。魯菜は、材料を選び考えて、細工が精密で、調味は中ほどで、火の扱いが巧みである。料理の方法に、爆、炒、焼、炸、@(火留)、@(火日/羽)、@(火悶)、@(てへん八)などが特徴である。新鮮で鹹味が適度で、さわやかで歯ごたえがあってやわらかいのが(清爽脆嫩セイソウキドンqingshuangcuinen)特色である。魯菜の技術は宮中に流入して、御膳の主流の一つとなった。魯菜は華北、東北と天津北京地区の民間に広く流傳し、影響は甚だ大きい。それで各料理の系統のはじめにしたのである。
魯菜の誕生は春秋戦国時代まで溯ることができる。元明清三代の大発展をえて、公認の一大流派となった。
魯菜は豊富で実利的で、大盤や大腕を追求して、宴席の命名にこのことを見いだすことができる。
たとえば「三八席」というのは、八つの大皿、八つの盤、八つの大腕に二つの大きい料理を加えている。また膠東の「四三六四席」と言っているのは四つの冷葷(オードブルの類)、三つの大きな料理、六つの料理、四つの飯である。また「十全十美席」といっているのは十盤十腕である。具体的にはどの料理も十分精を尽くしたものである。
たとえば、「八宝布袋鶏」のごときは、作り方は鶏の骨をはずし、鶏の腹の中に海参、大蝦、口@(艸/磨)(しいたけ)、火腿(ハム)、香@(艸/女古、しいたけ)、海米(こうぼうくさ)、玉蘭片(はくもくれん)、精豚肉、など八種類の詰め物を詰める。肉は軟らかく詰め物の香りは良く、また量も多い料理である。
@(火日/羽ta1)は魯菜の独特の調理方法である。まず主要な材料を調味料の中につけ込み味をしみこませる。あるいは詰め物をはさみ、そして小麦粉を霑(つ)けたり、玉子の衣をつける。油で両面@(火日/羽)(いり)焼く。煎いて黄金色になったら調味料と清湯をいれとろ火で、スープが無くなるまで@(火日/羽)る。たとえば「鍋@(火日/羽)豆腐」「鍋@(火日/羽)魚片」などは魯菜の名品である。
「甜菜拔絲」はまた魯菜独特の技法である。リンゴを除いた外は、山薬(やまいも)、蜜柑、バナナ、ブドウなどすべて拔絲にもちいることができる。甜い絲がいとひき、香りがあって柔らかくおいしい。
魯菜は湯(スープ)を作るのに精をそそいでいる。清湯と@(女乃)湯の調理をたいへん研究している。清湯とは色がすんでいて、おいしい(鮮)、@(女乃)湯は色が白く味が芳醇である。清湯には肥えた鶏と肥えた鴨、猪の足の肉を主材料として、急火を沸騰させ、浮いたあくをとり、美味しい味を湯の中に溶け込ませ、湯はすんで底が見える。味はおいしい。@(女乃)湯は大火で煮て、ゆる火にしてゆっくり煮る。その後紗の布で濾過する。湯が乳白色になるのを待って出来上がる。これらの湯を用いて作られる料理は、「清湯蒸菜」「@(女乃)湯蒲菜」「@(女乃)湯鶏脯」などであり、すべて高級な宴会の珍味である。
魯菜はよく葱の香を用いて調味する。どのような料理も葱を鍋で花火のようにして用いる。多くの料理は葱で食を佐けている。大葱は味と香が食欲を刺激する外に、また暢風順気(気分がさわやか)、疏散油膩(油こさを散らし)、健胃抑菌の效果がある。
膠東系の魯菜は海鮮の調理に独特の所がある。新鮮な風味を追求し、多く本来の味をよく保ち留める調理方法を採用している。たとえば清蒸、清煮、@(てへん八)、焼、抄などである。
名品に「紅焼海螺」「炸蛎黄」「芙蓉哈仁」「清蒸蟹合」、「蟹黄魚翅」「綉球海参」「@(火考)大蝦」などである。



☆川菜
2,川菜>王仁湘『飲食与中国文化』p33
すなわち四川料理である。成都料理、重慶料理、自貢料理によっておもに構成されている。現代の川菜はすでに発展して5000種近くの料理に達している。材料は後半で調味は多様で、清鮮(あっさり)と濃厚をかさねている。よく麻味、辣味を用いるので有名である。川菜の影響の及ぶところは、南北の大都市で流行っているだけでなく、歐米や東南アジアに至る広大な地区にまで流傳して、影響範囲が大きい料理の系統の一つである。
川菜は、先秦に始まる。漢代にはすでに雛形がそなわり、宋代にいたってすでに大変大きい影響があった。清末民初に川菜の麻、辣、魚香、怪味などの独特な味の型はすでに成熟して定まっていた。
川菜の調理法は、焼、熏、@(火考)、干酥を重んじ、調味は辣椒、胡椒、花椒のこの三椒および生の生姜を離れないので、味は重みのある酸、辣、麻、香である。川菜の味のタイプはそうとう豊富である。成鮮で微に辣の家庭の味のタイプがあり、成甜酸辣を兼ね備えた魚香の味のタイプがあり、成甜麻辣酸鮮香を重ね合わせた怪しい(かわったという意味)味のタイプがある。成鮮辣香の冷たい料理の紅油の味のタイプがあり、典型的な麻辣の厚みのある麻辣の味のタイプがある。酸菜と泡菜の酸辣味のタイプがある。さらに、糊辣味、陳皮味、椒麻味、椒塩味、醤香味、五香味、甜香味、香糟味、烟香味、咸鮮味、茘枝味、糖醋味、姜汁味、蒜泥味、麻醤味、芥末味、咸甜味等20種を越える味のタイプがある。
「一菜一格、百菜百味」(一つの料理に一つの格式があり、百の料理に百の味がある)の素晴らしい名誉を享受している。私達一般の四川以外の人は、その麻辣の味のタイプの印象が最も深い。おうおうにして川菜の味は、麻辣の味に等しいと誤って思いがちである。これはまた無理はない。麻辣の二味は人に与える刺激が、非常に強烈であるからである。この辛辣の味を嗜好する習慣が形成された原因は、盆地の湿った自然環境であり、辛辣の味が客観的に人体の健康に役立つのである。川菜の適応性は比較に強く、雅俗ともに賞賛されている。すでに工芸精美の一品「熊掌」、「樟茶鴨子」、「干焼岩鯉」、「香酥鶏」、「紅焼雪猪」、「清蒸江団」、などの名菜がある。また大衆化した「清蒸雜@(火会)」、「酥肉湯」、「扣肉」、「扣鶏鴨」、「扣肘子」などの「三蒸九扣」、さらに「官保鶏丁」、「怪味鶏」、「魚香肉絲」、「麻婆豆腐」、「干@(火扁)@(魚善)魚」、「回鍋肉」、「毛肚火鍋」などの家庭料理の味がある。この外にまた多くの風味が独特の伝統的な民間の小吃(おやつ)がある。「頼湯元」、「夫妻肺片」、「灯影牛肉」、「棒棒鶏」、「小篭牛肉」、「五香豆腐干」などがある。



☆蘇菜
3,蘇菜>王仁湘『飲食与中国文化』p34
すなわち江蘇菜である。淮揚、金陵、蘇錫、徐海の四つの地方の風味の料理で構成されている。清鮮淡雅で称賛されている。調理は精緻で淡水魚、湖蟹、蔬菜を調理することに特徴が見られる。また非常に吊湯(不明)を尊重する。先秦時期、呉の地方にはすでに文献に見る著名な料理があった。江蘇菜の源とみなすことができる。西漢、隋、唐時代の発展をえて、この地方の風味は更に濃厚さを加え、江南の料理に「東南佳味」の美しい名誉があった。元、明、清三代に江蘇菜は南北へは運河に沿って、東西には長江に沿って、迅速に発展し、海内外で大きな影響を生み出した。江蘇菜は、炒、@(火留)、煮、@(火会)、@(火考)、焼、蒸が主要な調理法である。@(火屯)、@(火悶)、@(火畏)、@(火吾)に長じている。鮮、香、酥、脆、嫩などの特点をもっている。名菜に「@(火屯)生敲」、「@(火屯)菜核」「@(火屯)鶏孚」の「南京三@(火屯)」がある。また「@(てへんに八)焼整猪頭」、「折@(火会)@(魚連)魚頭」「清@(火屯)獅子頭」の「鎮揚三頭」は均しく宣興の砂鍋を用いてグツグツと煮て作る。また「清湯三套鴨」のごときは家鴨(アヒル)野鴨(カモ)菜鴿(料理バト)を用いて、骨をとって整えたものを、火腿(ハム)冬笋(たけのこ)で隔てて、三つの味を一体としてとろ火で湯煎にして煮る。家鴨は肥っていてやわらかく、野鴨は香りがあってやわらかく、家鴿は繊細でおいしい。火腿はやわらかくとろりとして、冬笋はやわらかくなる。江蘇菜の刀法は変化に富む。花切りが研究され制作は精細で、滋味と口感が皆絶妙である。たとえば「糖醋桂魚」の作り方は、先ず桂魚を牡丹の花のように包丁を入れ、淀粉をまぶし、三回に分けて油の鍋に入れて、火を通し味をしみこませ、やわらかく揚げて、鍋から出すときに汁を澆ぐと、皮をやわらかく肉をゆるめ骨をもろくする效果がある。
江蘇菜は本来の味を突出することを強調する。調味料の使用もまた本来の味を増強する目的のためである。この外にまた調味料で色を増すことや、つけあわせの材料を用いて色を加えることに注意しなければならない。これらの方法の用い方にさらに季節の変化を考慮している。たとえば夏の色つやは清淡で、冬の色つやは濃艶で、生き生きと変化する。たとえば夏に「清@(火屯)鶏」をつくるには、湯はすみきっていて底が見えるようにして、鶏の切り目はあざやかでやわらかくはっきりとした白で、さらに火腿の鮮やかな紅色を、菜心の翠緑と香磨iしいたけ)の黒色をそえると、人の目をよろこばし、清爽な感覚にする。江蘇菜の造型の美観は、切り方と調理、盛りつけとつけあわせの手法を用いて、巻、包、醸、刻などの技法に及んで、料理に色香形とも佳美の芸術境地にいたらしめる。冷菜の大盤はとりわけ造形の美を追求したものである。大根の花細工で梅、蘭、竹、菊花などの文様を刻み作るのは、技芸がはるかに超越している。冷盤の代表に「逸圃彩花籃」がある。籃(かご)の中に大根の花細工の牡丹や@(王攵王鬼バラ)、菊花、馬蹄蓮(オランダカイソウ)、白蘭の花などがあり、艶麗さを多くとどめ十分可愛い。



☆粤菜
4,粤菜
則ち広東菜のことである。廣州菜と朝州菜と東江菜の三代流派で構成される。広東菜は、どう猛さを追求し、原料は広くいろいろで、味はあっさりとして純粋で生き生きしている。
嶺南地区は、はるか昔から独特の飲食の伝統があった。歴代、中原の交流と海外の通商中に、外来の飲食文化の精華を吸収し、唐宋時代には広東菜は形成されはじめた。清代にいたって発展し最盛期にたっし、清代後期には「食在廣州」の讃辞と名誉をすでに海内外にまで及んでいた。広東菜の影響の大きいことがわかる。
広東菜は材料に広く変わったものを選び、鶏獣狸鼠虫蛇など、すべて美味しい料理にすることができる。風味は夏秋にはあっさりを求め、冬春には濃厚で香りだかいものを求める。たとえば「八宝鮮蓮」は冬瓜の鉢でつくる。夏に特産の鮮連と冬瓜を用い、田鶏(かえる)の肉、新鮮な蝦、夜香花で@(火屯)(むし)てつくる。あっさりして美味しい。
また名菜「龍虎鳳大会」のごときは、秋に肥えた三蛇を選び、豹狸(bao4li)と雌鶏を@(火屯)のスープとあんかけの羮にする。味は濃厚で、滋養を補うのに良いものである。広東菜の調味料はまた特別の風格のあるものである。常に用いるものには、かき油、糖醋(あまず)、@(豆支)汁、果汁、白ぼ水、酸梅醤、沙茶醤、魚露、珠油などで、多くは専門的に作られたものである。糖醋のごときは、白砂糖、片糖、清塩、トマト汁、辣醤油などを混合して煮詰めてできる。酸甜咸辣の味がすべて備わり、別に「怪味汁」と呼ばれる。
独特の調理法に、熬湯、@(保/火)、@(火靠)、泡、@(火局)などがある。熬湯は鶏、痩猪肉、火腿を主な材料にして、湯ができてから、調理をするときに湯を加えて味を高める。
@(保/火)は、湯が主体の煮方である。瓦罐でゆる火で熬(に)てつくる。@(火靠)はいくつかの動植物の原料を配合して調味料を加え色つやの良い味の濃い美味しい料理である。泡は油泡と湯泡の2種類に分けられ、付け合わせはない。@(火局)は、@(金獲けものへんなし)@(火局)と瓦@(火局)の二種に分けられ、原材料を鍋の中に放り入れ、油でいため、あるいは水に浸して、蓋をして弱火で@(火局)して濃い汁を作る、盤にもって再び汁を煮詰める。風味は格別である。
広東菜には、香、松、臭、肥、濃の五つの滋味と、酸、甜、苦、辣、鮮の六味の区別がある。名菜に、「三蛇龍虎大会」「五蛇羮」「竹絲鶏@(火会)王蛇」「脆皮鶏」「@(火考)乳猪」「塩@(火局)鶏」「酥炸三肥」「又燒肉」「出水芙鴨」などがある。

「猪飼按」熬湯>煮詰めてスープを作る。液体状になる。@(保/火)>@(保/火)粥は、おかゆをつくる。@(保/火)ひかくてきふかいなべ。@(火局)>別説、なべにガーゼで材料を入れ周りを塩または砂で固め蒸し焼きにする。





☆調理法
調理法>日中辞典p141
蒸zheng1>蒸す。@(火考)kao3>直火焼き。煎jian1>少量の油で焼きめをつける。炒chao3>炒める、いりつける。@(火包)bao1>強火でさっと炒める。烹peng1>油で揚げた材料をさっと煮る。炸zha2>油で揚げる。煮zhu3>ゆでる。煮る。@(てへん半)ban4>あえる。@(火屯)dun4>長時間煮込む。@(火悶)men4>油で揚げたりした材料を煮込む。@(火会)hui4>煮込みのあんかけ。@(火留)liu1>あんかけにする。@(さんずい刷)shuan4>薄切りの材料を軽くゆでる(たれをつけて食べる)、しゃぶしゃぶにする。@(火畏)wei1>とろ火で煮込む。干焼gan1shao1>揚げた材料をトウガラシみそで煮る。紅焼hong2shao1>砂糖じょうゆで煮る。抜絲ba2si1>揚げた材料にあめをからめる宮保gong1bao3>材料を油で揚げて辛味のあんをかける。火鍋huo3guo1>鍋料理
「猪飼按」爆bao4>沸き立つ湯に入れさっと煮る。熱した油でさっと揚げる。焼shao1>煮込む。材料をまず油でいためてから、調味料やスープを加えていためたり煮込んだりする。または肉を煮てから油で揚げる。(例、紅焼鯉魚)また、@(火考kao)とおなじ。あぶるあぶり焼きにする。(例、叉焼chashaoくしやき)。@(てへん八)pa2>調理法の一つ、とろ火で長時間煮込む。(例、@魚翅payuchiフカヒレのしょうゆ煮込み)
鍋@(火日/羽)>材料に生卵をまぜたものをぬり、小麦粉をまぶして揚げ、油を切ってからさらに調味料を加えとろ火でやわらかになるまで煮ること。鍋焼とおなじ(『中日大辭典』)



☆八大菜系
八大菜系

上述の四大菜系の除いて、その他の地方の菜にもまた自ら鮮明な特色がある。私達はもう一度八種の分類法を選んで述べてみると、それは京菜、滬菜、@(門/虫)菜、湘菜、鄂菜、浙菜、皖菜、秦菜である。

1,京菜、
すなわち北京菜である。山東菜の系統と、北方少数民族の調理法の優点を吸収して、自らの風格をだんだん形成した。北京菜は材料を研究し、調味に多くの変化がある。酥、脆、鮮、嫩、清鮮爽口の特点を持っている。京菜は時に風味は独到。菜の声誉は極めて高い。「@(さんずいに刷)羊肉」「@(火考)鴨」がそれである。
「@(さんずいに刷)羊肉」を食べるのに、最も好い時期は立秋後に始まる。この時羊が肥って肉は美味しく、気温が下降して熱くぐつぐつと煮立った火鍋にあっている。春巻きを食べるには、立春の時節まで待ってこそ食べたいものである。
「水晶肘子」「水晶蝦」の類は、夏季になって味わうことができるものである。北京菜はおかずのメニューの配置を研究している。どのようなものを食べるときにはどのような点心がいるか、たとえば@(さんずいに刷)羊肉を食べるときには、すなわち多くのきまりがある。シャブシャブをする前の湯の中に、口磨(モウコシメジ)と海米(乾燥エビ)を入れなければならない。準備する付け合わせは香菜の末(緑色)、葱白末(白色)、芝麻醤(黄色)、辣椒油(紅色)、醤豆腐、滷(ろ)蝦油(青色)、@(月奄(酉奄とも))韮菜花、桂花糖蒜、紹興酒、芥末等である。点心は熱い。芝麻醤の燒餅である。北京菜の最も長じている技法は爆、@(さんずいに刷)、炮と撥絲である。
有名な料理に「醤爆鶏丁」「@(火考)填鴨」「@(火留)鶏脯」「糟@(火留)魚片」「撥絲山藥」「@(さんずいに刷)羊肉」などである。その中で@(火考)法は御膳房に源があり、十分に精選され、特制の挂炉を用いて鴨を@(火考)き、乳猪(こぶた)を@(火考)く。これを「双@(火考)」といっている。
「猪飼按」@(月奄yan1)塩漬けにする。みそ醤油に漬ける。

2,滬菜、(こさい)
すなわち、上海菜である。各地方の料理と西菜(西洋料理)を融合した一つの技法である。風味が多様である。清淡(あっさり)を主としている。酸、辣、糖醋などの多種の複合の味である。口の感じはおだやかである。名菜の「蝦子大鳥参」「@(てへんに口)三絲」「干燒冬笋」「貴妃鶏」「松仁魚米」「醤爆茄子」「椒塩排骨」などである。

3,@(門/虫)菜、
すなわち福建菜である。福州、@(さんずいに章)州、厦門、泉州菜によって組成されている。調理方法は、清湯、干炸、爆炒を主とする。常に紅糟調味、甜酸を偏重する。@(門/虫)菜の名品に「淡糟炒香螺片」「佛跳墻」「小糟鶏丁」「清湯魚丸」「雪花鶏」「炒西施舌」「鶏湯@(入/水)海蚌」などである。

「猪飼按」@(入/水tun3)は、油で揚げる。水に浮く(方言)


4,湘菜、
すなわち湖南菜である。湘江流域、洞庭湖区と、湘西山区菜で組成されている。熏@(月昔)の材料を采用することが比較的多い。調理方法は蒸、熏、燒、@(火屯)、干炒を重んじ、味は酸辣に偏っている。名肴に「蒸@(月昔)味合」「鳳尾蝦」「綫粉炒牛肉絲」「麻辣子鶏」「紅@(火畏)魚翅」「冰糖湘蓮」「@(月昔)味野鴨条」「吉首酸肉」などである。

5,鄂菜、
すなわち湖北菜である。武漢、荊南、襄@(員おおざと)と鄂東南菜によって組成されている。調理方法は燒、@(火畏)、蒸、炒、炸、油厚、味重、清鮮を重んじる。名菜に「紅燒@(魚回)魚」「清蒸@(魚扁)魚」「皮条@(魚善)魚」「粉蒸青魚」「脊花桂魚」「茄汁桂魚」「冬瓜@(敝/魚)裙羮」「油酥野鶏」「瓦罐鶏湯」「@(さんずい麪/麦へんなし)陽三蒸」などである。

6,浙菜、
すなわち浙江菜である。杭州、寧波、紹興菜によって構成している。調理方法は爆、炒、@(火会)、燒、軟@(火留)に特長があり、料理には清鮮、香脆、細嫩の風味の特色をもっている。名品に「西湖醋魚」「生爆@(魚善)片」「叫化鶏」「龍井蝦仁」「東坡@(火悶)肉」「荷葉粉蒸肉」「鶏蓉@(くさかんむりに純)菜」「宋嫂魚羮」「西湖@(くさかんむりに純)菜湯」などである。

7,皖菜、
すなわち安徽菜である。皖南、淮北と沿江菜によって構成される。山珍、野味(山菜など)を調理することに特長がある。@(火屯)、燒、蒸、熏の技法を運用するのが上手である。油を重んじ、醤の色を重んじ、火の加減を重んじる、「三重」を追求し、厚汁、厚味でやや醇厚である。名菜に「火腿@(火屯)甲魚」「紅燒果子狸」「無爲熏鴨」「@(月奄)鮮桂魚」「符離集燒鶏」「毛峰熏@(魚時)魚」「@(女乃)汁肥王魚」「徽州丸子」などである。

8,秦菜
すなわち陝西菜である。関中、陝北、漢中菜によって組成されている。蒸、炸、炒、@(火会)、拌に長じている。味は咸鮮酸辣を重んじている。名菜に「葫蘆鶏」「芥末肘子」「帯把肘子」「茄汁牛舌」「酸辣肚吊」「清蒸白@(魚善)」「白雪團魚」「炒羊羔肉」「金邉白菜」などがある。


☆少数民族料理
少数民族料理

中国は一つの多民族国家である。50余りの民俗の区別はまた飲食習俗の上にも表われている。各民族のある風味の食品は、すでに関係のある地方料理の系統に、融合していることが少なくない。各菜の系統の発展に活力を添えている。各民族の比較的独特の食品で重要なものに、
滿族の打@(米羔)、酒@(米羔)、柿@(米羔)、白煮。
朝鮮族の砂鍋、狗肉、@(てへんに卜)地竜、抱菜、冷面。
蒙古族の醍醐、馬@(女乃)酒、手把肉、全羊席、餡餅。
回族の油香、巻果、白水羊肉。
維吾爾族の手抓飯、@(火考)羊肉串、@(火考)全羊、爆炒拉面、
哈薩克の手@(てへんに八)肉。
藏族の青@(禾果)酒、酥油茶、@(米処/日)@(米巴)、火燒肝、虫草@(火屯)雪鶏、@(くさかんむりに磨)磨浴i火屯)羊肉。
白族の生皮(@(火考)猪肉)、@(火屯)梅、雕梅。
@(にんべんの泰)族の竹筒糯米飯、@(月奄)魚、竹燒魚。
彝族の@(土へんの柁)@(土へんの柁)肉、泡水酒。
苗族の灌腸@(米巴)、五香魚。
壮族の團圓結(豆腐圓)、大肉粽子、五色飯。
@(にんべんの同)族の@(月奄)鴨肉醤、酸魚肉、泡米油茶、糯米苦酒などである。





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